モンハンワイルズは動く? 7万円で組んだIntel Arc a580 PCでベンチマーク
2025年2月発売のモンスターハンターワイルズは、ミドルロースペックグラボであるIntel Arc a580で動くのか?様々な設定でベンチマークしてみました。
公開日: 2025.2.10
ベンチマークPCスペック
- CPU: AMD Ryzen 5 5600
- マザー: MSI B550M PRO-VDH
- メモリ: DDR4 3400MHz 32GB
- SSD: NVMe 1TB
- GPU: 玄人思考 Intel Arc A580 (8GB)
セール品などを組み合わせて、新品で合計7万円くらいで組んだゲーミングPCです。新型PS5よりやや安いというかんじでしょうか。
スペック的にはエントリーからミドルくらいのゲーミングPCで、セール品狙いじゃなくても10万円未満で組めるスペックかなと思います。
ベンチマーク結果
ベンチマークの解像度は全て「フルHD(1920 x 1080)」です。
グラフィックプリセット: 高
重めのシーンで45fps程度、軽いシーンなら70fpsは出ていました。
評価は「設定変更を推奨」でした。
グラフィックプリセット: 中
グラフィック高だと「設定変更を推奨」だったので、グラフィックプリセットを中にしてみます。
明らかにグラフィックは落ちているんですが、フレームレートが上がって、カタつきもなく、安定して60fps以上、シーンによっては90fps以上が出ていました。
それでも、評価は「設定変更を推奨」でした。
Intel XeSS (グラフィック:カスタム)
ここまではAMDのフレーム生成を利用していましたが、GPUに合わせてIntel XeSSを使ってみます。Intel XeSSを使うとグラフィック設定は自動でカスタムになりました。
フレームレートは明らかに落ちていますが、実際の映像はグラフィック高相当で、シーンによってはちょっと処理落ち感が出ます。面白いのが、フレームレートは明らかに出ていないのに、グラフィック高よりもスコアが上です。
グラフィックプリセット: 低
最後にグラフィック低のベンチマークです。この設定で初めて「問題なくプレイ可能」評価になりました。
ただ、設定を「低」にしたからフレームレートが出るというわけでもなく、フレームレートは「中」設定の方が高い結果に。この辺りはベンチマークとの相性もありそうです。
結論: Intel Arc A580でも「設定次第で」プレイはできる
実際にプレイするならグラフィック「中」が妥当かなと思いました。「中」設定だと、画質の落ちてる感は結構あるんですが、2万円程度で買えるグラボと考えると合格点でしょうか。ただ、映像品質にこだわる方は値段は倍以上になりますが、公式の推奨スペックのNVIDIAグラボを素直に買うべきでしょう。
ちなみに、ベンチマーク中はモンハンワイルズベンチだけでも21GBほどメモリを消費していたので、メモリも32GB以上を積んだ方が良さそうです。
同じPCでモンスターハンターワールドは最高画質で安定して60fps出るので、ワイルズが重めであることは間違いないですが、グラフィックに拘らないのであればIntel Arc A580でもアリなのかなと思いました。