楽天モバイル(MNO) UN-LIMITをスマホ+RT-AC1200HPで自宅Wifi化
楽天モバイル(MNO) UN-LIMITを、スマホのUSBテザリング+Wifiルーター・RT-AC1200HPで自宅Wifi化してみたので、構築例と実際の使用感をレビューしました。
公開日: 2020.8.17
楽天モバイル自宅Wifiの構成
筆者の楽天モバイル自宅Wifiのネットワーク構成です。
- 回線:楽天モバイル(自社回線) UN-LIMIT
- スマホ:HUAWEI honor 9 (USBテザリング)
- Wifiルーター: ASUS RT-AC1200HP
- 電源付きUSBバブ
メイン環境はローカルサーバーなどを含めて有線LANでネットワーク化しているので、スマホからWifiテザリングだと有線LANオンリーのサーバーがローカルネットワーク及びインターネットに接続できません。そこで、USBテザリングが利用できるASUSのWifiルーター・RT-AC1200HPを利用して、Wifiルーターのネットを回線をスマホのテザリングにして構築しました。
RT-AC1200HPは、IEEE 802.11ac、IEEE 802.11nに対応していて、Wifiの同時接続台数も12台と多めなので、スマホのテザリングよりも使い勝手が良いです。有線LANも4ポートあるので、15台以上の接続が可能です。
通信速度
通信速度は楽天モバイルのMAXくらいは出ました。自宅のネット回線として使う分には問題ありませんね。
RT-AC1200HPはUSBが2.0なので通信速度が遅いのですが、そもそも楽天モバイルは回線速度がMAXでも50Mbps程度なので、USB 2.0の理論値・480Mbpsよりも低速。つまりUSB 2.0での通信劣化はほぼ起こっていないと考えられます。
ただし、NASとして使う場合は、HDDがUSB 3.0に対応していようと、USB 2.0しか速度が出ないので注意してください。高性能なNASが使いたいなら、RT-AC1200HPに有線LANでNASを接続した方が快適です。
USBハブは電源付きのものに
RT-AC1200HPのUSBポートが1本しかないため、スマホの接続とHDDの2本の接続を実現するためにUSBハブが必要です。
注意が必要なのはUSBハブは電源付きのものが必要という点で、電源付きでないUSBハブでUSBテザリングをすると、ハブからの給電が少なすぎて「テザリングの電源消費 > USBハブからの給電」となって、途中でスマホの電源が落ちます。
スマホの電源が切れるたびに充電するのは現実的ではないので、電源付きUSBハブを用意しましょう。
楽天モバイルを自宅回線として使ってみて
光回線と比べると速度は出ませんが、普段がWiMAXだったので回線の反応的には違和感はありませんでした。一日10GBという隠れた制限がありますが、WiMAXの3日間10GBよりかは少ないので、夜間も高速通信ができるのは大きなメリットですね。
ただ、WiMAXは制限がかかっても昼間は何10G転送しても速度が落ちませんが、楽天モバイルは10GBで頭打ちなので、WindowsアップデートとかPCゲームのダウンロードはきついです。そういう時だけどっかのフリーWifiを使った方がいいですね。
最近は光回線でも戸数の多いマンションなんかは、夜だと10Mbpsも出ないことが多いですが、楽天は夜になっても速度が落ちないので、マンションなどで一人暮らしをしている方は意外とありじゃないでしょうか。
<後日談>
スマホのバッテリーが妊娠したので、WiMAXルーターを楽天モバイルルーター化させて使っています。